18年ぶりの企業理念アップデート
「ビービットのこと」でもご紹介している理念。私たちは2000年の創業以来、この理念をとても大切にしてきました。
代表の遠藤を中心に、理念を見直す機会はこれまでにも何度かあったのですが、「根底にある想いが変わらない以上、変更するほどではない」というのが、これまでの結論でした。
「根底にある想い」とは、「相手に対する深い理解に基づいて、本当に役に立つことが、人間にとってもっとも大切なことである」ということです。この想いや背景については、2013年に遠藤がTEDxTodaiに登壇した際にくわしく語っています。
しかし、ビジネスモデルを大きく変え、これまでのコンサルティングを中心としたサービスから、SaaS(Software as a Service)と人的支援による統合的なエクスペリエンスデザイン支援サービスに進化させていくにあたり、企業理念についてもあらためて見直しが必要ではないかという声が上がりました。そこで、遠藤が中心になって、検討を進めた結果、実に18年振りに理念のアップデートが行われることになったのです。
役に立つ仕組みづくりまで手掛けていく
さて、変更前と変更後の理念ですが、どこが変わったか、おわかりになるでしょうか?
変わったのは2行目です。「真に役に立つ高品質な製品やサービスを創出し」から、「真に役に立つ製品、サービス、またそれらを支える仕組みを創出し」に変更しています。
ポイントは2つです。
- 活動のフォーカスポイントを「真に役に立つ」ことに統一
- 製品、サービスに加えて、仕組みづくりまで手掛けていく
1点目は、「高品質であること」と「真に役に立つこと」のどちらがビービットにとって核になる考えなのか。これを問い直した際に、より大切なのは「真に役に立つこと」だと考え、表現を統一してシンプルにしました。
2点目は、「仕組み」という言葉をいれたこと。上述のとおり、ビービットが次のステージに進むにあたり、企業の経営者や担当者の方々が自らユーザ中心の方法論を実践できるような仕組みを創っていきたいという想いを反映しています。
いずれも表現としては小さな変更ですが、中心にある想いを大切にしながら、これから実現していきたいビジネスの方向性を示しています。
真に役に立つ、人間中心のビジネスシステムの実現を目指して
ビービットの理念には、大きく3つの要素が含まれています。
- 人間を探求すること
- 真に役に立つこと
- 社会に貢献すること
人間を理解し、真に人間の役に立つことによって、人間の集合である社会に対して、長期的に貢献する。これがビービットが目指していることです。
そのために、まずはビジネスにおいて、ユーザ中心の方法論で少しでも多くの企業のマーケティング業務に対して貢献していきたいと思っています。
人間理解に基づくユーザ中心の方法論によって創り出される体験は、その体験に関わる人々の笑顔に繋がるはずだと信じています。
このメディアのタイトルである「一兆スマイル」という言葉も、理念から紡がれるこんな想いから生まれています。