ユーザとの接点のひとつとして、LINE公式アカウントをお使いの企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。小児専門のオンライン医療相談サービスを提供する企業様で、LINE経由で流入したユーザの行動をヒントに、オウンドメディアの検索性を改善した事例をご紹介します。
※本記事は、小児科オンライン を運営している株式会社Kids Public様の事例をもとに作成しています。
オンライン医療相談サービスを提供する企業様では、小児医療に関するオウンドメディアも運営しており、LINEで友だち登録をしたユーザ向けに、このオウンドメディア内の記事を週に1回配信していました。
配信記事を読んだユーザは、前週に配信した記事もさかのぼって読んでいた
「LINEでの記事配信はどのような効果があるのだろうか?」
記事配信の効果を検証するために、担当者はLINE経由で流入したユーザの行動を可視化するUSERGRAMを用いて確認してみることにしました。
すると、ある週の配信記事を読んだユーザは、その週の記事だけでなく、前週、前々週に配信した記事もLINEの過去メッセージをさかのぼって読んでいることに気づきました。
「ユーザの気になる記事は、お子さんのその時々の状況によって変わるはず。ユーザは、週に1回の記事配信のタイミングで、メディアの存在を思い出し、気になる記事が過去に配信されていないかを探しているのでは?」
LINE上で記事が検索できる新機能を実装
このようにユーザ行動を解釈した担当者は、
「過去の配信メッセージをさかのぼって記事を探す場合、オウンドメディア上に関心にマッチする記事があっても、それが最近配信されていなければ見つけられないのではないか」
という課題に気づきました。
実際、オウンドメディア上には検索機能がありましたが、あまり使われておらず、ユーザはLINEメッセージをさかのぼることはしても、わざわざオウンドメディアに訪問してまで記事を探すことはほぼないと想定されました。
そこで担当者は、LINE公式アカウントの機能を使って、LINEの画面上でオウンドメディアの記事が検索できる機能を追加することにしました。この機能では、ユーザが気になるキーワードを入力すると、そのワードに関連するオウンドメディア上の記事が自動で返信されます。
この機能による記事検索数の推移は現在ウォッチ中ですが、副次的効果として検索された単語からユーザが何について知りたがっているのかが分かるようになり、今後作成する記事のヒントを得やすくなったそうです。
貴社LINE公式アカウントの友だちはどんな行動をしていますか?
貴社のLINE公式アカウントの友だちは、LINEを入り口にどのようにウェブサイトを閲覧しているでしょうか?
UXチームクラウド USERGRAMなどで行動データを確認することで、サイト改善案を得ることができ、売上増加やユーザの利用活性化に繋げられるかもしれません。
<参考>
小児科オンライン
小児科オンラインジャーナール
小児科オンラインLINE公式アカウント(@syounikaonline)
※「LINE」は、LINE株式会社の商標または登録商標です。
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