ビービット、「グローバル・リサーチラボ」を設立

事業やサービスの海外展開は、企業が成長機会を探求するうえで重要な選択肢の1つです。近年、円安の影響で日本製品の競争力が向上し、海外市場での売上拡大や収益増加が期待されています。外貨の重要性が高まる今、この好機を最大限に活かすためにも、企業の海外展開の成功確率を高めることが重要な戦略となっています。

しかし、実際に事業展開を始めた多くの企業が「現地ユーザの実態が見えない」という課題に直面しています。
海外では、サービス提供の前提となる習慣や文化、市場の競争環境が日本国内とは異なります。これを把握せずに展開すると、需要の誤認や現地パートナーとの摩擦といったリスクが生じ、事業の失敗につながります。海外展開の成功には、戦略立案の段階でこれらの違いを理解することが重要です。
ところが、多くの企業がその違いを正しく理解できていない、あるいは違いの存在自体に気付いていないというケースが多いのが実情です。
その原因は、そもそも現地調査を実施していなかったり、アンケートなどの定量調査に頼りすぎたりしていることにあります。定量調査では、想定される回答を中心に選択肢を用意するため、想定外の状況を把握しにくく、「現地ユーザの実態が見えない」という課題が生じやすくなります。

ビービットは2000年の創業以来、UX観点から企業を支援し続けてきました。ユーザが見ている景色を理解し、その理解をビジネスに活きる形に練り上げる独自の方法論を持ち、ビービット固有の価値を提供しています。実際、支援実績のあるクライアント企業からは、「日本との違いやその背景、成果を出すポイントまでしっかりと分析が行われ、価値の高い支援だと感じた」との声をいただいています。

加えて、ビービット自体も海外展開をしているグローバル企業です。中華圏や東南アジアの拠点で顧客理解支援サービスを展開し、さらに日本事業体としても北米や東南アジアなどで顧客実態調査の実績があります。

こうした経験を集約し、海外展開の成功をより強力に支えるべく「グローバル・リサーチラボ」を設立しました。

■サービス内容
日本企業の海外調査、海外企業の日本調査のいずれにも対応可能です。海外展開のフェーズに合わせて、下記のようなサービスを提供します。

1. マーケティング戦略策定のフェーズ
・主な提供サービス
　- 進出先や展開サービスの選定等のための市場・ユーザ実態調査や、戦略策定支援
・ビービットの実績
　- 飲料メーカー：北米富裕層に対する実態調査と拡大戦略策定支援
　- エンタメ企業：アジア圏における自社サイトのあり方検討、ならびに海外ユーザのロイヤル顧客化戦略策定支援

2. コミュニケーション設計のフェーズ
・主な提供サービス
　- 獲得顧客数増加のためのユーザ実態調査や、サービス・プロダクトの実装支援
・ビービットの実績
　- エンタメ企業：北米における顧客獲得効率アップに向けたユーザ実態調査
　- 耐久消費財メーカー：東南アジアユーザ向けアプリ改善に向けたユーザ調査
　- 教育サービス企業：中華圏における自社サイトの改善に向けたユーザ調査

3. 推進・実行フェーズ
・主な提供サービス
　- 現地社員に戦略・方針をより理解したうえで業務を進めてもらうための社内コミュニケーション設計や業務プロセス構築支援
・ビービットの実績
　- 家電メーカー：中華圏における業務指針の策定・浸透支援
　- 電気機器メーカー：海外拠点スタッフとのカスタマージャーニーワークショップと検証のためのユーザ調査

■主要メンバーの紹介

■設立日
2025年3月3日（月）

■サービスに関するお問い合わせ先
https://www.bebit.co.jp/contact/