ある「旅館・ホテルの予約サイト」では、週に1度のメルマガで「このサイト限定のイチオシ施設」を3つ紹介していました。
毎週、サイト担当者イチオシの施設を3つ厳選し、予約可否を確認したうえ、コンテンツを制作、と、
かなり手間のかかるコンテンツでした。

メルマガ経由のユーザの多くは「メルマガ非掲載」の施設を予約していた
「どうすれば、メルマガ経由のCVをもっと増やせるだろう。」
メルマガ経由のCVを増加させるべく、担当者は過去に送ったメルマガからサイトに流入したユーザをUSERGRAM(USERGRAMはウェブサイト上の各ユーザの行動を可視化できるツールです)で絞り込み、
その行動を確認してみました。
すると、意外なユーザ行動が見えてきました。

多くのユーザは、メルマガで紹介した施設のページに流入したとしても、すぐにトップページに遷移して、「価格」で再検索していたのです。
そして、メルマガで掲載した施設とは別の施設を予約していたのでした。
ユーザにとっては「自分の予算と合うか」重要
「ユーザにとっては、「おすすめの施設か」よりも「自分の予算に合うか」が分かった方が予約先を探しやすいのではないか?」
ユーザ行動をもとにこう考えた担当者は、おすすめ施設を紹介する代わりに、もともとサイト上にあった「価格別・人気施設ランキング」というページへのリンクをメルマガ内に設置してみました。

クリック率1.5倍超、メルマガ経由のCVR大幅アップを達成
その結果、メルマガ開封者に占めるリンククリックの割合は、変更前の1.5倍超にも増加しました。
また、メルマガからサイトに遷移した後のユーザのCVRも大幅アップに。
貴社のメルマガからサイトに流入したユーザはどのような行動をしているでしょうか。確認してみることでより効果的なメルマガの作成につなげられます。