ユーザビリティコンサルタント
池田 朋弘
池田 朋弘
ある程度の情報量を有するサイトの場合、サイト内にも検索機能を提供することは、サイトマナーの一つとして当然になっていると思います。今回は、このサイト内での検索の使い勝手を高める際の重要な観点として、「再検索がしやすいか」という観点をご紹介します。
ユーザはいきなり「答え」にたどり着くわけではない
ユーザが検索する際、最初から最適なキーワードを知っているとは限りません。むしろ、とりあえず思いついた単語で検索し、検索結果や情報を得る過程で、徐々に適切なワードを思い当たるケースが多いでしょう。具体例として、弊社のユーザ行動観察調査で見られた、レシピサイトでのユーザ行動をご紹介します。- ユーザは最初、家にある食材で何かを作りたいと思い、「じゃがいも」と検索
- 検索結果を見て、ポテトサラダが美味しそうと思い「ポテトサラダ」で再検索
- ポテトサラダをレシピをいくつか見ている中で、マカロニもあったことを思い出し、さらに「マカロニサラダ」と検索