2007年09月10日

FlashやPIPを導入する時のポイント

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ユーザビリティコンサルタント
鈴木 翔一朗

インターネットのブロードバンド化に伴い、Flashを利用したコンテンツを導入するケースが増えてきています。
特に、PIP(Person in Presentation)と呼ばれている、Flashと人物動画を組み合わせてサービスや商品の説明をするコンテンツが注目を浴びており、導入を検討されているウェブマスターの方も多いのではないでしょうか。

しかし、上記のコンテンツには、一歩間違うとユーザの利便性を損なう危険が常に潜んでいます。

そこで、今回はFlashやPIPを導入する時に注意すべきポイントをご紹介します。

■スキップや早送りを可能にする
ユーザは必ずしも最初から最後までじっくり見たいわけではなく、必要なものだけを手っ取り早く見ようとする傾向があります。

■ナビゲーションやメニューは極力動かさない
ナビゲーションやメニューは常に同じ場所に固定しておくことで、動きの多いFlashを使用していてもユーザのスムーズな操作を助けることが可能になります。

■現在地を明示的にする
ウェブサイト制作でもパン屑リンク等を活用することがユーザビリティ向上の一助となるように、FlashやPIPでも現在地を明示することが重要です。

■操作方法に一貫性を持たせる
FlashやPIPを利用する場合、ユーザは通常のウェブサイトとは異なる操作を強いられるため、特にクリックを求める箇所などで操作に一貫性を持たせるとユーザのストレスを軽減することができます。


今回は簡単なポイントのみをご紹介させていただきましたが、FlashやPIPを導入する際にも、ユーザの視点を常に意識しながら、より使いやすいコンテンツ作成を心がけていく必要があります。

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