ユーザビリティコンサルタント
土井 博貴
土井 博貴
顧客のサイト再訪や購買(ECサイトの場合)を促すコミュニケーション手段として利用可能なメールマガジンですが、「もっと多くの読者を獲得するにはどうすればよいか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
今回はメールマガジンの読者を増やす一工夫をご紹介します。
近年、掲示板や比較サイトなどユーザの声が多く掲載されているサイトが多く現れており、ユーザの利用も活発になっている傾向にあります。有用な情報を共有するという動きは日常生活に限らずインターネットでも当てはまることです。
メールマガジンにおいても、それが価値がある情報ならば、読者が知人・友人に転送し、共有するという動きがあると想定されます。
そこで、メールマガジンには、
- そのメールマガジンの趣旨や発行者
- メールマガジン登録へのリンク
を記載し、転送されたメールマガジンに興味を持った非登録者の登録を訴求することが有効です。このとき、既存読者の閲覧を阻害しないように気をつけましょう。
「なぜ登録者向けのメールマガジンに登録リンクを付ける必要があるのか?」と思われるかもしれませんが、メールマガジンは必ずしも登録した読者だけではなく、非登録者の目にも触れる可能性があることを意識する必要があります。
メールマガジンの趣旨や発行者情報を記載するのも初めて触れる非登録者を考慮してのものです。
しかしこの施策も、メールマガジンの内容が読者にとって価値があり、共有したいと思わせるものでなければ効果は有りません。
まずはメールマガジンが読者のニーズに沿ったものかどうかをチェックすることから始めましょう。