ユーザビリティコンサルタント
土井 博貴
土井 博貴
2007年3月5日のユーザビリティ実践メモにて、お問い合わせや資料請求ページにおける自由記述欄の入力率を高めるコツをご紹介しました。
ユーザが入力欄に何を入れていいかわからずに戸惑う可能性があることを考慮し、適切な入力例を添えて入力を促す、という内容です。
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自由記述欄の入力率を上げるには
自由記述欄への回答を高めるためには、問い合わせや資料請求フォームがあるページにおける配置にも注意する必要があります。
入力フォームがあるページを閲覧したユーザにいきなり自由記述欄への回答を促してしまうと、ユーザはたとえ何を記述すればよいかがわかっていても、最初の印象として入力が面倒だと感じて問い合わせや資料請求そのものを諦めてしまう可能性があります。
そこで、まずは入力しやすい個人情報や選択式の項目を配置し、次に自由記述欄を設けることをおすすめします。
このようにすることで、最初にユーザが感じる心理的な負担が少なくなり、ある程度簡単な入力を進めたあとに自由記述欄を見るため、入力作業の敷居が低くなります。
サイトを運営する側は、自由記述欄の文章を重視するあまりつい聞きたいことを最初に聞きがちになってしまいます。
しかしそれだけではなく、「ユーザにどのように聞けば一番答えてもらえるのか?」というコミュニケーションの方法を考慮することも重要です。