2006年07月03日

パン屑リンクの注意点

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顔写真
マネージャー
宮坂 祐

ページの上部で、サイトのトップページから現在のページまで辿ってきた階層構造を表示するリンクのことを「パン屑リンク」と呼びます。

このパン屑リンクは、ユーザに以下のメリットを提供する良い機能といえます。

  • 現在位置の把握が容易になる
  • 上位階層への遷移が容易になる

ところが、複数のサイトを束ねるいわゆるポータルサイトではパン屑リンクの使い方に注意が必要となります。

あるポータルサイトでは、サブサイトのパン屑リンク一番左の「ホーム」というリンクを押下すると、その「サブサイトのホーム」ではなく、「全体のホーム」へリンクする形になっていました。
ユーザが必ず「全体のホーム」を経由してそのサブサイトを訪問するのであれば、それでも良かったのですが、このサブサイトは検索エンジン経由で直接流入することが多いものでした。
そのため、サブサイトしか見ていなかったユーザがパン屑リンクの「ホーム」をクリックしたところ、馴染みのない「全体のホーム」が表示され混乱する様子がユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)で観察されました。

特殊な例かもしれませんが、複数サイトを束ねるサイトにおけるパン屑リンク提供時の注意点の一つでした。

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