ユーザビリティコンサルタント
橋本 公彦
橋本 公彦
画面のある部分にマウスカーソルを乗せると、画面上の別の部分が変化するような仕掛けがされていることがあります。
例えば、画面上に日本地図があり、東京部分にマウスカーソルを乗せると東京の説明が画面の別の場所に表示されるようなものです。
サイトの制作側としては、画面スペースの削減やウェブ技術を利用した演出をしているつもりなのでしょう。
しかし、ユーザが画面を見ている時、マウスカーソル付近に視点が集中しています。そのため残念ながら、多くのユーザは別の部分の変化に気付きません。
このようなマウスカーソルを乗せると別の箇所に情報が表示される見た目の採用には慎重を期してください(余程の理由がない限り採用をお勧めしません)。
もし採用する場合は、可能な限りマウスオーバー箇所の付近で、かつ、目立つ形で変化が起きるようデザイン上の工夫を行うことが必須となります。