不要なコンテンツ運用を見極められた話

上司の思いつきや他部署からのサイトコンテンツの提案で、サイトの運用工数が膨れ上がってしまったという苦い経験はありませんか。「断る根拠」を持つことで、提案を断ることができます。

2018年2月5日
不要なコンテンツ運用を見極められた話

断りづらい他部署からのコンテンツ企画

「こういうコンテンツを作ったから、サイトに掲載してくれない?」
「毎週●●をサイトで更新したら良いと思うんだけど」

このようなサイトコンテンツの追加依頼や運用の提案を他の人からされて、断りきれずに受けてしまった、という経験をサイト運用者であれば一度はしたことがあると思います。

一つ一つの作業は大したことがなくても、作業時間は積み重なります。気がつけば日々の運用だけで一杯一杯、忙殺されてしまっている、というサイト運用者の方もいるのではないでしょうか。

日替わりランチの写真掲載を頼まれたレストランのウェブ担当者

あるホテルのウェブ担当者のケースを紹介します。
このホテルのレストランでは、日替わりランチを提供していたのですが、ある日、ホテルのレストラン担当者が「サイトで日替わりランチの内容と写真を掲載してほしい」と言い出しました。

今日お越しになるお客様が事前に日替わりメニューを見れば、より楽しみにご来店いただけるのではないか、というのがレストラン担当者の無邪気なアイディアです。

ウェブサイト担当者は困ってしまいました。
すでに存在している「メニューページ」はサイトの中でもPVが上位のページなので、日替わりランチを掲載すればきっとPVは増えるでしょう。
でも、日替わりランチの更新となると、毎日テキストを更新することに加えて、毎日、料理写真の撮影と写真の加工までする必要があり、大変です。

もしあなたがこの担当者だったら、この要望にどう対応しますか?

ユーザ行動を根拠に「効果のないコンテンツ運用」を断る

この担当者はこの時、ウェブサイト上の各ユーザの行動を可視化できるツール「ユーザグラム」を確認し、ホテルを予約したユーザが、宿泊予定日当日にサイトでどのようなコンテンツを閲覧しているのか確認してみました。

すると、メニューページが見られているのは、ホテルを予約する前だけで、特に宿泊当日のユーザは「交通アクセス」しか見ていないことがわかりました。

メニューページは予約前のユーザにしか閲覧されないのであれば、労力をかけて毎日の日替わりメニューを掲載しなくても、日替わりランチがあることと、日替わりランチがおいしい、ということさえ伝われば良いはず。

担当者はユーザグラムの画面で、宿泊当日のユーザのウェブサイト上での行動を見せ、レストラン担当者の「日替わりメニューを毎日更新する」アイディアに代替案を提示できました。

運用に忙殺されない秘訣は「断る根拠」を持つこと

ついつい積み重なってしまいがちな「サイト運用の工数」。
大切なことは「サイトのユーザの行動」という根拠を持って、「重要なサイト運用」と「忙殺されるだけのサイト運用」を見極めることです。根拠さえあれば、他部署などからの提案を断ることができ、「運用に忙殺される状態」から脱することができます。
そして、「重要なサイト運用」にフォーカスできれば、ウェブサイトのKPI達成や業績向上につながるでしょう。

「ユーザグラム」をさらに知りたい方はこちら