プレスリリース2024.01.30 Tue.

ビービット、小売り・EC特化型MA / CRMツール「OmniSegment」をTableauと連携し、分析機能を強化

店舗とECのクロスセル状況などより精緻な分析が可能に

株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀、以下「ビービット」)は、小売り・EC特化型のMA / CRMツール「OmniSegment(オムニセグメント)」にTableau Software社のBIツール「Tableau」の機能を埋め込むことで、分析機能を強化したことを発表します。これにより、店舗とECのクロスセル状況など、より精緻かつカスタマイズ性の高いデータ分析を行うことが可能になります。

データ分析が鍵を握る、成果が上がる既存顧客アプローチ

コロナ禍を経て国内EC市場は大きく成長してきましたが、物販系分野を中心にその成長率は鈍化しています(経済産業省「令和4年度電子商取引に関する市場調査」)。さらに、消費者行動の多様化、人口停滞、個人情報保護への対応など昨今のマーケティング環境の変化によって、広告による新規顧客の獲得といった従来のマーケティング手法によるビジネス成長が困難になりつつあります。

そうした背景から、EC事業を成長させていくためには、新規顧客の獲得だけではなく既存顧客との関係性の強化に注力する必要があります。ビービットの過去の支援実績データから見ても、EC事業の売上の約半分はリピート顧客から生まれており、既存顧客へのアプローチは投資対効果が非常に高いことがわかっています。

既存顧客との関係性維持・深耕には、経営陣とマーケティング部門が同じデータを見ながら、PDCAを高速で回し続けると同時に中長期的な経営判断を行うことが重要です。ビービットが提供する「OmniSegment」は、一人ひとりの行動データを含めたあらゆる顧客・商品データを用いて精度の高い顧客コミュニケーションを実現できる、ECに特化したMA(Marketing Automation)/ CRM(Customer Relationship Management)ツールです。よりカスタマイズ性の高いデータ分析機能を提供するため、今回新たに機能実装を行いました。

タイムリーな状況把握によって、迅速な意思決定・緻密な計画立案が可能に

今回、TableauのBI機能を埋め込むことで、「OmniSegment」上の全てのデータを用いたあらゆる角度からの分析を行うことが可能になりました。Tableauの膨大なデータをわかりやすく可視化する強みを活かし、ユーザビリティも向上しています。

EC業界に精通した専門のコンサルタントチームによる最適なデータ分析手法を用いた基本ダッシュボードに加え、個別要望に合わせてカスタマイズしたダッシュボードの提供をオプションでご用意しています。

<利用できるダッシュボードの例>
・RFM分析(※)
・流入元別/商品ジャンル別の年間LTV分析
・バスケット(併売)分析
・実店舗とECのクロスセル分析 など

※「最終購入日(Recency)」「購入頻度(Frequency)」「購入金額(Monetary)」これら3つの指標を用いて顧客をグループに分ける分析手法



今回の分析機能の強化によって、経営陣とマーケティング部門は、EC事業の状況をより包括的かつタイムリーに理解し、迅速な判断と中長期な計画立案が可能になります。

RFM分析:最終購入日・購入頻度・購入金額でユーザを分類し、重点グループを特定
CPM分析(Customer Portfolio Management):累計購入金額・在籍期間・離脱期間でユーザを分類しグループごとの特徴を可視化