2008年07月14日

「メールマガジン」という単語に要注意

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顔写真
ユーザビリティコンサルタント
垣内 勇威

今回は、メールマガジン登録の際に、「メールマガジン」や「メルマガ」という文言を表示することで、登録率が下がってしまうというユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)の結果をご紹介します。

まず前提として、メールマガジンの送付が一般的になり、ユーザが受信するメールマガジンの中には全く読まれないものも多く含まれています。

その結果、「メールマガジン」という文言自体にネガティブな印象を持っているユーザも多く、テストでは次のような行動が観察されました。


ある商品購入フォームに、その店舗からのメールを受け取るか否かを選択するエリアがありました。

このエリアはタイトル名を「メールマガジン」としていたため、「メールマガジン」という言葉自体にネガティブなイメージを持っていたユーザは、「受信しない」を選択しました。

メールマガジンの選択


このユーザの場合、普段から好んで読んでいるメールマガジンもあったため、購読して中身を読めばニーズが発生する可能性もあります。

このように実際には、ユーザにとってメリットのある情報が送付されるとしても、「メールマガジン」という文言を使用することで、受信を拒否されてしまうケースがあります。

改善策として、ユーザにとって拒否感の少ない「プレゼント情報」や「キャンペーン情報」などの表現を用いた方が良いと考えられます。

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