2008年06月09日

すぐ、その場で修正できる確認画面

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顔写真
執行役員
磐前 豪

ECサイトの購入フォームや、会員サービスの入会申し込みフォームでは、ユーザが名前や住所など多くの項目を入力しなければなりません。

これらの入力情報は、極力誤入力がないようにしなければいけませんから、サイト側も様々な対策を行っています。
完了画面の1つ前に確認画面を設ける、という対策もその一つです。

今回は、確認画面の使い勝手をより向上するTipsをご紹介します。

図1"

上記はクレジットカード会社のオンライン入会申し込みフォームです。
業務上、入力内容には特に正確性が求められますが、氏名のローマ字入力は以下の2つの点から、特に誤入力が多発しやすいと考えられます。

  1. 普段入力する機会がそれ程多くなく、入力を間違いやすい
  2. アルファベットであるため、入力した値が間違っていても気づきづらい

このフォームでは、確認画面において、ユーザに特に確認して欲しい項目に「変更ボタン」を設けることにより、ユーザの注意を引き付け、すぐに変更のアクションを行えるようにしています。

図2

「変更ボタン」を押すと、その場ですぐ修正することができます。
なお、ここでは、サイト側がカナ名を基にしたローマ字の組み合わせパターンをプルダウンのリストとして用意し、ユーザが選択できるようにすることで、入力による間違いの発生をそもそも無くしているということも、工夫が見られる点です。

図3


確認画面から入力画面へ戻れれば良しとする対応もありますが、ユーザにとって煩わしい画面遷移無しにその場で修正ができるという点で、このインタフェースは優れているといえます。
入力手続きではユーザは通常よりも神経過敏な状態になっています。なるべくストレスを与えないようにするにはどうすればよいか、という視点に立って考えていくと良いでしょう。


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