2008年04月07日

リンクは青字下線?

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ユーザビリティコンサルタント
東 美和子

テキストリンクは青字下線で表すことが一般的ですが、最近では、デザイン性を重視して敢えて青字下線を使用しないサイトも増えてきています。
そこで今回は、リンクの見せ方について検討してみたいと思います。

弊社の調査で何十人ものユーザ行動を観察していると、「青色」か「下線」のどちらがが使われていれば、ユーザにはリンクとして認識してもらえるようです。

具体的には、青色以外のリンク色を用いる場合は、


  • 下線をつける
  • サイトの背景色や他のテキストに埋没してしまう色にしない
という配慮がなされていれば、ある程度自由な色であってもユーザビリティに影響はないということが観察されています。

下線を使わない場合は、リンク色は青色のままの方が望ましいようです。加えて、「オンマウスで下線表示、または色反転する」といった何らかのフィードバックを演出すると、リンクであることがより明確に伝わるようになります。

リンクの見せ方の注意点としては、他にも


  • サイトの中で一貫性を持たせる(例:ページごとに下線があったりなかったりするのは原則NG)
  • 一般的なルールから逸脱しない(例:表示済みリンクの色を青色にするのはNG)
  • リンク以外のテキストで青文字、または下線を使用しない
という点があります。

かつては、リンクは青字下線でなければならない、という考え方が主流でした。しかし、ここ数年間でユーザがウェブサイト利用に習熟してきたことにより、リンクの見せ方にも自由度が生まれてきました。「サイトの回遊性」「基調カラーとの調和」の2つのバランスをとりながら、ご自身のサイトに合った最適な見せ方を再考してみるのも良いかもしれません。

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