2007年07月23日

フォームの離脱率を下げるには

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ユーザビリティコンサルタント
垣内 勇威

フォームに入った段階で、多くのユーザは商品の購入や、会員の登録など、目的達成のために行動します。

しかし、他に気になる情報が呈示されていると、そこから離脱してしまい、スムーズに目的を達成できない場合があります。

例えば、フォーム内に他のページ同様、グローバルナビゲーションを表示していたことで、そこから離脱し、今まで入力した内容が全て消えてしまうケースがユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)でも観察されました。

グローバルナビゲーションのようにフォームから画面遷移するリンクは、可能な限りなくした方が良いと思われます。

しかし、フォーム入力中に、ユーザが疑問に思ったことに回答するヘルプなど、情報提示が必要不可欠な場合もあるでしょう。

そうした場合には、フォームから画面遷移することなく、フォームの中で情報提示することが望ましいと思われます。

例えば、フォーム内でのヘルプの見せ方として、javascriptを用いて動的に表示する方法があります。

ヘルプリンクをクリックすると、吹き出しが表示され、その中に情報を提示します。

javascriptを用いた例

以上のように、フォームから画面遷移するリンクを排除し、必要な情報はフォーム内部で提供することで、ユーザは目的達成に集中することができ、離脱率も減少するでしょう。

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